Concept of "in→dependent theatre"


「都市ニ事件ヲ」

  ジャングルは、大阪の日本橋に店舗を構える映像音楽ソフト販売の店です。
インディペンデントシアターは当初、ジャングルが早い時期から応援してきた
自主制作映画の上映会場として、またジャングルのイベントフロアとして本店
の改装に伴い、設計されました。
  建築家・幸家太郎氏によって設計・施工されたこのフロアは他にはない独特
の雰囲気を持つ空間として誕生し、2000.2.27.の本店リニューアルイベントで
オープンしました。
  その後自主映画の定期上映会や様々なイベントを経て、00.10.14.みかんがむ
「月夜の剃刀」にて劇場としてのこけら落としを迎えました。
  これからインディペンデントシアターはより多くの、そしてより様々な分野
のインディペンデントな方々にご利用いただき、<都市ニ事件ヲ>起こしてい
きます。インディペンデントシアターは単に貸し小屋ではなく、アットホーム
なクリエイティブスペースを目指していきます。
  それは利用者と小屋が歩み寄って、より良い作品創り、空間作りを試みると
いうことです。もちろんお客さまには、より過ごしやすい空間を提供すること
を目指します。
  残念ながら、今現在のインディペンデントシアターは決して完全な小屋では
ありません。しかし、このまま留まり続けるつもりはありません。インディペ
ンデントシアターは形も機能も意味も常に変化し続ける、<進化する劇場>な
のです。元倉庫だったという遍歴がもっとも象徴的であると言えます。
  インディペンデントシアターは、<インディーズ>たちと手を取りその空間
の持つ意味、可能性をも変えていきます。
ブッキングマネージャー:相内唯史


インディペンデントシアターに寄せて

都市は砂漠である、と誰かが言った。

  都市は、コミュニティとコミュニティの狭間にある。そこには共同体的な規
範は存在せず、ただ平滑な広がりがあるばかりだ。しかしだからこそ、人々は
交易を求め、その<何処にも属さない場所>を行き交うだろう。価値体系の決
定した空間であるコミュニティを脱し、自らの<倫理>において、新たな可能
性を見いだすために、人々の自由な軌跡はそこで交錯し、異種交配<=事件>
が繰り返される。変形を受けた意味や機能は、新たなものとして流通し、街を
更新していくだろう。

大阪/日本橋

  <日本橋>と呼ばれる地域は、大阪の街に走る亀裂のようだ。そこは空白で
充たされていて、だからこそ人々の求める<モノ>が過剰に流れ込んでいく。
それをめざしてあらゆる人々があらゆる目的の下に集積するから、価値も街の
様相も、その数だけ同時並行的に存在することになるだろう。この「なんでも
アリ」な街を放っておく手はない。いまはまだ<モノ>に限られてはいるが、
人々の活動を横断して<事件>をおこすベースとしての<空白>の余地も、存
在するのではないか。

インディペンデントシアター

  "インディペンデントシアター"はそのような<都市>における結節点の一つ
としてつくられた。コミュニティに依らず、自らの<倫理>において行動する
<インディーズ>たち、その軌跡が交錯する場所。写真と演劇が出会って映画
が生まれたように、映画や音楽や演劇やアートはまた、さまざまなレヴェルに
おいて<何か>と交錯することにより、新たなものへと生まれ変わるだろう。
意味の決定したコミュニティの干渉下では考えられない接続、それは<都市>
を行き交う<インディーズ>によってしかなし得ないことなのだ。インディペ
ンデントシアターは、この空間の意味をも変えてしまう<インディーズ>たち
を歓迎する。意味に交錯を、都市に<事件>を。
text by Hideyuki Nozaki



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