-公演レポート:No.000005-


劇創ト社
「 Joice Jungle 」
2001/3/15(thu)〜3/18(sun)
前売:2000円/当日:2200円
作・演出:城田邦生
音響・DJ:谷口大輔
照明プラン:岸田緑((株)エスエフシー)
照明オペ:加藤智彦((株)エスエフシー)
舞監:川又円

出演:山口敦志、千都穂、山口いずみ
和田哲也(劇団鉛乃文檎)、田所草子(T∀NT RYTHM)

今回も新しい挑戦がいっぱいのインディペンデントシアターでした。まず、持ちこまれる灯体の数が半端じゃない・・・。 そうしてくみ上げられた照明の美しさ、ジャングルの限られた電源で最大限の演出効果は流石と唸るものでした。そうそう、当劇場でロスコを使用するのも初めてでした・・・。 いろいろと勉強になりました。舞台上の一角にくみ上げられた音響・DJブースも新しい試みの一つ。
さて、そんな演出に彩られたお芝居はというと、「マトリックス」「エヴァンゲリオン」「甲殻機動隊」そんな作品が、確かに浮かび上がってはくるのだが、 「JoiceJungle」の世界観はそれらの作品をリソース(資源)に城田氏というフィルタを通して、新たに構築された別の世界だと言える。時間と空間が一瞬にして入れ替わり、 過去と現在が交錯するテンポの良いストーリー展開は、まさに映画を見るような感覚。しかし、この芝居が描こうとしたのは、むしろもっとヒューマンなものだったのだと思う。 それはキリトとその父キリトJr.や、フォウとノビタに代表されるような人と人とのかけがえのない関係であり、困難にもあきらめずに果敢に立ち向かう姿勢なのだと思う。 ターミナルという隔離された空間に生き、ヴァーチャルスペースという仮想空間の中でだけ関係性を持ってきた彼等が、物語を通してはじめて実際に出会い、理解し合い、 助け合って、手にいれた真実。見終わったあと、とてもすがすがしい気分になれたのはそんな彼らの姿が描かれていたからだと思う。
そして、そのキャラクターたちを魅力的に演じきったキャストさんたちに精一杯の拍手を送りたいと思う。特に複数のキャラクターの演じ分けは、確かに異なる存在感を 感じることが出来た。



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